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2015年4月25日ネパールのカトマンズ北西でマグニチュード7.8の大地震が発生し、死者8,900人、全壊家屋60万軒超、半壊家屋28万件の被害がありました。
震災から一年が経ち、ネパールの震災地に関する情報は大幅に減少していますが、未だテントやトタン暮らしの人も見られ現地はまだまだ復興の途上にあります。

そして2016年4月14日、熊本でもマグニチュード6.4の大地震が発生し死者50人以上、現在でも1万人以上の方々が避難所生活を強いられており復興は始まったばかりです。


このサイトで販売しているすべてのチャリティグッズの売上はネパールと熊本で被災された方々の為に使わせていただきます。

どうかみなさんのご協力をよろしくお願いいたします。


以下、私が実際にネパールで体験した地震の様子とチャリティグッズ販売に至った経緯です。

震災当日、私はネパールの山間部にいました。
19人が犠牲になったエベレストベースキャンプへ向けてトレッキングをしている途中であと5日程で到着する予定でした。
幸い私のいた場所では建物が全壊したり死者が出たりということはありませんでしたが、それでも日本では経験したことのない大きな揺れと初めての土地でしかも山中で起きた地震にとても驚き、恐怖でいっぱいでした。
揺れが収まりすぐに近くの広場に避難しましたが誰も知り合いはおらず、情報もなく、何が起こったのか分からないまま呆然とただ立ち尽くす事しか出来ませんでした。

しばらくすると私の近くに座っていたネパール人女性達がこっちに一緒に座るようにと声をかけてくれました。
標高3,000mを超える村のため昼間でも外は寒くみんなで寄り添って毛布を膝にかけて座りました。
ひとりでいた私には言葉は通じなくてもとても心強く少し緊張がほぐれた瞬間でした。

その後も大きな余震は昼夜問わず何度も続き2日間ほとんど眠れない夜を過ごしました。
そしてそんな状況の中でも宿の人達は昼間に様子をみてはご飯を作ってくれたり、夜はみんなで食堂の暖炉を囲んでお茶を飲んだりして過ごしました。
普段から電気やガス、水がないことにも慣れているネパール人達だからこその自然とみんなで寄り添い協力しながらお互いに助け合う姿がとても印象的でした。

地震から3日目、同じ宿に泊まっていた人達と飛行機のあるルクラまで戻ることになり落石や地滑りに注意しながら急ぎ足で下りました。途中には地震の影響で崩れた家や大きくヒビの入った壁、地滑りや落石の跡がたくさんありました。
なんとかルクラまでたどり着くもすぐに飛行機には乗れず、空港もホテルもカフェも毎日飛行機待ちの人で溢れていました。

結局4日間待ってやっとカトマンズまで飛ぶことが出来ましたが、その間にもベースキャンプからヘリで運ばれてくる遺体やタンカーで運ばれてくる怪我人、テレビでカトマンズの被害状況などが映る度にこの地震の被害の大きさを知り言葉を失いました。
そして一瞬で何千人もの命を奪ってしまう自然災害の恐ろしさを改めて実感しました。

どこで誰がいつ自然災害に遭ってもおかしくない世界。

ひとりひとりが出来る事。知ること。伝えること。そして行動すること。

私も少しでも力になれればと昨年の夏からネパールで作った雑貨を中心に日本でチャリティグッズの販売と募金を集めました。

そしてたくさんの人達の協力のもと約28万円のお金が集まり2015年の9月、ネパールロルワリン地区の全壊した村の学校の再建費用の一部として寄付することができました。


そして今年はネパールと日本をテーマに新しいチャリティグッズを作成し販売します。
初めてネットショップにも挑戦しました。

今後も少しずつですが支援の形や方法を学びながら活動を継続していきたい思います。


みなさんのご協力どうぞよろしくお願い致します。